【11月22日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2015)は21日、準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-3で第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を下し、決勝進出を決めた。

 世界ランク1位のジョコビッチは、再起したナダルを相手にほぼ完璧なパフォーマンスを披露した。

 ジョコビッチはラウンドロビンでロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れていたものの、同ラウンドを全勝としていたナダルに王者を止めることはできなかった。

 決勝でジョコビッチは、もう1試合の準決勝でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を下したフェデラーと対戦する。もし今大会で通算5度目の優勝を飾れば、ジョコビッチは史上初となるファイナル4連覇を達成することになる。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2015)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)、全米オープン(US Open Tennis Championships 2015)を制覇しているジョコビッチが24本のウイナーを決める中、9本のウイナーにとどまったナダルは、ブレークポイントを手にすることもできなかった。

 ジョコビッチは、「試合の出だしから、最高のパフォーマンスだったのは間違いない。プラン通りに試合を運んだ。積極的にいこうと、決定的なプレーをしようと心がけた。今週の彼(ナダル)は素晴らしいテニスをしていたけれど、必要となったときに自分の最高のゲームを引き出すことができた」と語った。(c)AFP