【11月6日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2015)に参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が、8日に行われる今季最終戦のバレンシアGP決勝で最後尾グリッドからのスタートが確定となった。処分への不服申し立てが却下され、ロッシの世界王座獲得の可能性が大打撃を受けることになった。

 これまで通算7度の年間王者に輝くロッシは、マレーシアGPのレース終盤にレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)のマシンを蹴ったとしてペナルティーが科されていた。

 そして、ロッシが不服を申し立てていたスポーツ仲裁裁判所(CAS)は5日、制裁を認める決定を下した。

 チームメートのホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)に7ポイント差をつけて総合首位に立っているロッシは、タイトルを確定させるためには2位以上で最終戦をフィニッシュすることが必要となっている。

 ロッシは、「残念ながら、最後尾でスタートすることになって、すべてが難しいものになりそうだ」とコメントした。

「これまでも困難だったが、その度合いが増している。日曜日(8日)のレースを最高の形にするために、集中力と競争力を維持していくことが必要だ」

 バレンシア(Valencia)の地元当局は、ロッシとマルケスのファンが衝突する危険性が高いと警告しており、ロッシは通常のレースとは違い敵地の雰囲気で臨むことになるのは確実となっている。

 ロッシは、「私の夢は、正々堂々と王座を競うことだった」と強調した。

「今季はとても調子が良く、今もタイトルを獲得する可能性はある。今回の裁定によって、前進するための私の情熱が変わることはない」

(c)AFP/Kieran CANNING