【11月5日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2015)は4日、シングルス2回戦が行われ、大会第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)は7-6、6-7、6-1で地元の期待を背負ったジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)を退け、3回戦進出を決めた。

 世界ランク7位の錦織は、昨年大会(BNP Paribas Masters 2014)で準決勝に進出したが、後に優勝するノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の前に屈していた。

 今季ツアー3勝と好調の錦織だが、肩の故障で先週のスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2015)を欠場しており、今大会の初戦ではビッグサーバーのシャーディを倒さなければならなかった。

 第1セットでタイブレークを制した錦織は、第2セットでも同様の流れで勝利するかに思われたが、シャーディは2度のマッチポイントをしのいで、セットカウントをタイに戻した。

 昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)で準優勝を飾るなど、アジア勢をけん引する錦織は、第3セットの序盤に0-1とされてから6ゲームを連取し、2時間25分で試合に決着をつけた。

 錦織は、3回戦でもフランスのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet)と対戦することになる。

「なかなか良い一年になっていると思います」と言う錦織は、「シーズンの立ち上がりも良くて、オーストラリアでも良い結果を残した。また、シーズン3勝を挙げることもできました」と続けた。

「だから今年はキャリア最高のシーズンの一つになったし、ここ数年に比べてたくさんの試合ができています」

「昨年は全米オープンで決勝に進出し、さまざまなところで良い結果も残しましたが、今年はもっと我慢強くなって、しっかりとした一年になったと思います」

「だから残りの2大会では、良い結果で終わりたいと思います」

(c)AFP