【10月31日 AFP】(一部更新)在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は30日、シリア政府軍などによる首都ダマスカス(Damascus)近郊および北部アレッポ(Aleppo)の反体制派拠点への攻撃により、子供17人を含む少なくとも91人が死亡したと発表した。

 91人のうち59人は、政府軍によるダマスカス東端の町ドゥマ(Douma)への攻撃で死亡した。同団体のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)氏は、「政府軍によるロケット弾攻撃が12回以上行われ、子供5人と女性2人を含む57人が死亡した」と述べた。後刻、更に2人が死亡したという。

 ドゥマは東ゲータ(Eastern Ghouta)地区に位置するダマスカス県最大の反体制派の拠点。

 また同団体によると、同日午後にシリア第2の都市アレッポへの空爆で、子供12人を含む32人の一般市民が死亡したという。空爆は、政府軍またはロシアによるものとみられているとしている。

 シリアでは内戦が勃発した2011年3月以降、25万人以上が死亡している。(c)AFP