【10月28日 AFP】第46回世界体操競技選手権(46th World Artistic Gymnastics Championships)は27日、英グラスゴー(Glasgow)で女子団体総合の決勝が行われ、シモーネ・バイルス(Simone Biles)が米国を3連覇に導いた。

 18歳のバイルスは、2012年のロンドン五輪金メダリストのガブリエル・ダグラス(Gabrielle Douglas)、アレクサンドラ・レイズマン(Alexandra Raisman)に加え、マディソン・コシャン(Madison Kocian)、マギー・ニコールズ(Margaret "Maggie" Nichols)と共に、合計181.338点を獲得した。

 跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目でミスのない試技を見せた米国は、2位の中国に5点以上の大差をつけている。

 中国は予選の4位から順位を上げ、銀メダルを獲得すると、英国が172.380点で3位に続き、初の表彰台入りを果たした。

 リオデジャネイロ五輪まで1年を切り、世界選手権で7つめの金メダルを獲得したバイルスは、「みんながそれぞれの仕事をして、楽しめました」とコメントすると、「練習の成果です。準備は万端でした。精神的にも、一回り成長していました」と振り返った。

 バイルスは3種目に出場し、跳馬で15.966点、平均台で15.200点、最後のゆかでは曲芸のように見事な試技を見せ、15.733点を獲得した。

 ロシアが171.964点で4位に入り、日本は169.887点で5位だった。(c)AFP/Emmeline MOORE