【10月19日 AFP】フィリピンを直撃している台風24号(アジア名:コップ、Koppu)による死者は、19日までに少なくとも16人に上った。

 同国を襲った今年2番目に強力な台風により、6万人が避難を余儀なくされている。速度が遅い台風24号は、フィリピンの農村部の最も主要な地域に豪雨をもたらしている。首都マニラから北へ車で2時間のヌエバエシハ(Nueva Ecija)州サンタロサ(Santa Rosa)では、ひざの高さまで水に浸かりながら歩いていた農家の男性(68)が「人生で最悪の洪水だ」と語った。

 洪水に見舞われた数十の村落では、軍や救急隊、ボランティアなどがゴムボートを動員している。ある救急隊関係者は「水位は速いペースで上昇しており、屋根の上に避難している人たちもいる」と語った。そうした集落では数千人が取り残されているとみられるが、正確な数は把握できていないという。

 これまでに確認された死者は16人に上っている。被害の大きかった集落からの報告が加われば、さらに死者数が増える恐れもある。今回の台風による豪雨はフィリピン全土で21日まで続くと予報されている。(c)AFP/Joel GUINTO