【10月19日 AFP】台風24号(アジア名:コップ、Koppu)の直撃で豪雨に見舞われているフィリピンでは19日、農村部で洪水のため住民が家屋の屋根の上に取り残されたり、急激に増水した川に家畜が流されたりといった被害が拡大している。

 当局によれば、18日朝に同国最大の島、ルソン(Luzon)島東部沿岸に上陸した台風24号は、自然災害の多いフィリピンでも今年2番目に勢力が強い。これまでに2人の死亡が確認されたほか、6万人以上が避難を余儀なくされている。

 台風は上陸後、ゆっくりした速度でフィリピンの農業の中核地域に豪雨をもたらしている。被災地では軍や地元自治体、ボランティアの救援隊が洪水に見舞われた約70か村で住民の救出に当たっている。(c)AFP/Joel GUINTO