【10月18日 AFP】プロボクサーの亀田興毅(Koki Kameda)が、米イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)で16日に行われたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦で河野公平(Kohei Kono)に敗れたあと、現役引退を表明した。

 判定で敗れた亀田は、報道陣に対して「この試合が終わったらやめようと思っていた。これ以上先はないです」と語った。

「この試合で(ボクシングは)もう終わりと決めていた。だから、悔いが残らないよう一生懸命に練習した」

 日本人初の世界4階級制覇を目指していた28歳の亀田は、10代でデビューを果たして以降、汚い言葉で挑発するなど世間を騒がせていた。

 王者の河野には、世界ボクシング協会(WBA)から亀田と指名試合を行うよう指令が下されていた。

 しかし、これまで何度もトラブルを引き起こしてきた亀田は、弟の大毅(Daiki Kameda)、和毅(Tomoki Kameda)とともに、日本ボクシングコミッション(JBC)から日本国内での活動禁止処分を科された。

 亀田の通算戦績は33勝(18KO)2敗となっている。(c)AFP