【10月16日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)は15日、2013年にネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に移籍した際、契約違反があったとして、同選手に対し6か月の出場停止処分を要求した。

 スポーツニュースサイトの「グロボ・エスポルテ(Globo Esporte)」は、サントスFCが5700万ユーロ(約77億円)の損害賠償も求めていると報じている。

 同サイトによれば、サントスFCは国際サッカー連盟(FIFA)に対し「(ネイマールは)いかなる公式戦においても、6か月の出場停止処分が科されるべきだ」と要求したほか、「直接的か間接的かにかかわらず、移籍で受け取った全ての利益が没収されるべきだ」と主張しているという。

 サントスFCは同時に、ネイマールが「不誠実な行為」をはたらき、スペイン移籍の際、FIFA懲罰規程に違反したと述べているという。

 サッカーブラジル代表の主将ネイマールは、ここ数週間さまざまな騒動に見舞われており、9月には脱税容疑によりブラジルの裁判所から4700万ドル(当時約57億円)の資産を凍結されたほか、ピッチ上でも、コパ・アメリカ(2015 Copa America)で受けた4試合の出場停止処分により、W杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選のチリ戦とベネズエラ戦を欠場している。(c)AFP