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釜石で被災した豪代表ファーディー、人生を変えた体験を語る

2015年10月14日 15:55 発信地:テディントン/英国

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釜石で被災した豪代表ファーディー、人生を変えた体験を語る
ラグビーW杯イングランド大会プールAのイングランド戦を控え、練習に臨むオーストラリアのスコット・ファーディー(2015年10月2日撮影)。(c)AFP/MARTIN BUREAU

【10月14日 AFP】ラグビーオーストラリア代表のスコット・ファーディー(Scott Fardy)は、チームのバックローを固める物静かな選手だが、釜石シーウェイブス(Kamaishi Seawaves)に所属していた2011年に東日本大震災に遭遇したときの対応が、彼の本質を雄弁に物語っている。―安全な避難ルートに目もくれず、岩手県釜石市に滞在することを選んだのだった。

 ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)の一員としてW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で戦うファーディーは、AFPのインタビューに対し、釜石で築いたチームメートとの信頼関係が、被災地に残って救援活動に参加するという勇気ある決断を後押ししたと明かした。

 釜石では、2011年3月11日に発生した地震と津波によって1200人以上が命を落としたとされており、そのすぐ後には、福島の原子力発電所で未曽有の事故が起きた。

 スコットランドとのW杯準々決勝を控えるファーディーは、「人生を変えるような瞬間だった」とAFPに語ると、「これまでも言ってきたように、僕自身はいかなる被害も受けていないが、自分のいた地域や、住んでいた町で、多くの人が苦しんでいるのを見た」と振り返っている。

 避難の提案があったときも、ファーディーは、釜石に残る以外の選択肢を思いつかなかったという。

「あのときは、オーストラリア大使館の人がやってきて『ここから避難するか?』と聞いてきた」

「チームの他の選手とのつながりは、強固なものになっていた。外国人選手もいたな。トンガの選手が数人と、ニュージーランド人が1人。でも、そこに残って、自分たちにできることをやるのが最善の選択だと思った」


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