【10月6日 AFP】米大リーグ(MLB)のワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)は5日、優勝候補とされながらプレーオフ進出を逃したことを受け、マット・ウィリアムズ(Matt Williams)監督を解雇した。

 年俸総額1億6400万ドル(約197億5000万円)のナショナルズは、83勝79敗でレギュラーシーズンが終了した翌日、予想通りの動きに踏みきった。

 就任2年目のウィリアムズ監督は、初年度となる2014シーズンに96勝を記録してナ・リーグの年間最優秀監督に選出されたが、チームは同年の地区シリーズで、ワールドシリーズ制覇を飾るサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)に敗れた。

 今季のナショナルズは、フリーエージェント(FA)で獲得したマックス・シャーザー(Max Scherzer)が2度の無安打無得点を記録するなど、チームの士気は上がっていた。

 しかしウィリアムズ監督の采配は不十分で、ナショナルズが、9月にニューヨーク・メッツ(New York Mets)との3連戦で全敗するなどプレーオフ出場争いに敗れると、指揮官の交代は避けられないという見方が強かった。

 先月27日には、ブライス・ハーパー(Bryce Harper)外野手とジョナサン・パペルボン(Jonathan Papelbon)投手がダッグアウトで乱闘騒ぎを起こしたが、ウィリアムズ監督は見ていなかったと話し、これが解雇を決定させるとどめとなった可能性がある。(c)AFP