【10月2日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)に臨む日本代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は1日、3日に行われるサモア代表戦に向けて登録メンバーを発表した。

 南アフリカ代表戦に勝利したあと、スコットランド代表に敗れて現実の厳しさを味わった日本を率いるジョーンズHCは、先発から5選手を入れ替え、重要な役割を担う司令塔に小野晃征(Kosei Ono)を復帰させた。小野は34-32で勝利したスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)戦で、日本の戦術の舵(かじ)を取った。スコットランド戦で小野のポジションに入った立川理道(Harumichi Tatekawa)は、センターにポジションを移している。

 主将は引き続きフランカーのリーチマイケル(Michael Leitch)が務め、プロップでは山下裕史(Hiroshi Yamashita)がベンチに下がり、畠山健介(Kensuke Hatakeyama)が起用された。また、ロックには大野均(Hitoshi Ono)が起用され、アイブスジャスティン(Justin Ives)が控えに回る。

 一方、スコットランド戦で脚を負傷したものの、その後異常なしと判断されたアマナキ・レレイ・マフィ(Amanaki Lelei Mafi)は、控えのナンバー8の一人に名を連ねた。先発のナンバー8はホラニ龍コリニアシ(Ryu Koliniasi Holani)となっている。

 ウィングには山田章仁(Akihito Yamada)と松島幸太朗(Kotaro Matsushima)が起用され、福岡堅樹(Kenki Fukuoka)は登録メンバーから漏れた。

 予選リーグ前半戦を終えて大会得点王のFB五郎丸歩(Ayumu Goromaru)は、テストマッチ通算700点まであと18点と迫っている。

 日本のメンバーの合計キャップ数は、W杯史上最大の番狂わせとなった南ア戦のキャップ数を15上回り、W杯では史上最高となる615キャップと最も経験値の高いチームとなった。

 日本とサモアは、準々決勝進出に向けてともに負けられない一戦となっている。両国は残り2試合となる中勝ち点4で並び、首位スコットランドに6差、2位スプリングボクスに3差をつけられている。

 サモア戦の登録メンバーは以下の通り。

先発:五郎丸歩、山田章仁、マレ・サウ(Male Sau)、立川理道、松島幸太朗、小野晃征、田中史朗(Fumiaki Tanaka)、ホラニ龍コリニアシ、マイケル・ブロードハースト(Michael Broadhurst)、リーチマイケル、大野均、トンプソンルーク(Luke Thompson)、畠山健介、堀江翔太(Shota Horie)、稲垣啓太(Keita Inagaki

控え:木津武士(Takeshi Kizu)、三上正貴(Masataka Mikami)、山下裕史、アイブスジャスティン、アマナキ・レレイ・マフィ、ツイヘンドリック(Hendrik Tui)、日和佐篤(Atsushi Hiwasa)、カーン・ヘスケス(Karne Hesketh

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