【9月27日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は26日、同日の試合でリオネル・メッシ(Lionel Messi)が負傷し、左膝のじん帯の損傷で最大8週間の戦線離脱となることを発表した。

 メッシはラス・パルマス(UD Las Palmas)戦の開始直後、シュートを打った際に相手DFのペドロ・ビガス(Pedro Bigas)と交錯して左膝を痛めた。

 そして治療を受けてピッチに戻ったものの、走ることすらままならず、すぐにムニル・エル・ハダディ(Munir El Haddadi)と交代した。

 試合後には、検査を受けたメッシが、脚を大きく引きずりながら病院を後にする映像も撮影されていた。

 バルセロナは声明で、「検査の結果、メッシの負傷は内側側副じん帯の損傷であることが判明した。離脱期間は7~8週間になる見込みだ」と発表している。

 これにより、メッシはバルセロナで最低8試合を欠場することが濃厚となっている。

 メッシが離脱している間、バルセロナはリーグ戦でセビージャ FC(Sevilla FC)、ラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)、SDエイバル(SD Eibar)、ヘタフェ(Getafe CF)、ビジャレアル(Villarreal CF)と対戦する。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)では、29日にバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と本拠地で対戦し、その後はBATEボリソフ(BATE Borisov)との2連戦があるが、こちらもメッシ抜きでの戦いを強いられるとみられる。

 さらに11月21日には、今季最初のレアル・マドリード(Real Madrid)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」が控えているが、こちらの出場もかなり難しい状況となっている。

 またアルゼンチン代表でも、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選4試合を欠場することになる。アルゼンチン代表は、11月13日にホームでのブラジル戦が待っている。

 チームにとっては大きな痛手となるメッシの負傷について、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「まず最初に、選手が負傷する場面を見るのは悲しい。サッカーのなかで選手に起きることで、間違いなく最悪の事態だ」と語った。

「もちろん、それがメッシならなおさらだ。彼のチームでの重要性を考えればね」

「しかし、サッカーで選手のけがは避けられないし、対処法を備えておかなくてはならない。私としては、いいサッカーが続けられると確信している」

 メッシは2013年にハムストリングを痛め、年内最後の2か月を棒に振っていたが、今回の負傷はそのとき以来の重傷となった。(c)AFP