【9月23日 AFP】15-16ドイツ・ブンデスリーガ1部で勢いに乗るボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、23日に行われるアウェーでの1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)戦で、リーグ開幕6連勝に挑む。

 ドルトムントはトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)新監督の下で好調な滑り出しをみせており、今季の公式戦で11連勝を飾っている。

 リーグ史上初の4連覇を目指す王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、前節までドルトムントとともに開幕5連勝を飾り、得失点差でドルトムントに次ぐ2位につけていた。

 しかし、22日の試合でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)から勝利を収め、現在は暫定ながら首位に立っている。 

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の率いるバイエルンは、昨季まで圧倒的な強さでリーグ3連覇を果たしている。そのため、ドルトムントのマッツ・フンメルス(Mats Hummels)は、今季ここまでの成績に慢心している様子を見せていない。

 ドルトムントで主将を務めるフンメルスは、バイエルンに勝ち点19差をつけられた2013−14シーズンを引き合いに出し、「僕らは2年前に開幕5連勝を飾ったが、11月と12月にスランプに陥り、勝ち点を15落とした」と語っている。 

 ドルトムントとバイエルンは、10月4日にアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)での直接対決を控えている。

 ドルトムントは現在、ガボン代表のピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)がリーグ戦で6得点を稼ぎ、つま先を負傷していたマルコ・ロイス(Marco Reus)はホッフェンハイム戦での復帰が濃厚とされ、スベン・ベンダー(Sven Bender)も戦列に戻る見込みとなっている。

 そして背中を負傷しているネヴェン・スボティッチ(Neven Subotic)は、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に3-0で勝利した20日の試合を欠場している。

 ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)がリバプール(Liverpool FC)に、アントニー・モデスト(Anthony Modeste)がケルン(1. FC Cologne)に移籍したホッフェンハイムは、今季ここまで勝ち点1しか獲得できれおらず、15位に低迷している。

 それでもトゥヘル監督は、「今季のホッフェンハイムのパフォーマンスは順位を反映していない」として、敵地ジンスハイム(Sinsheim)での試合に警戒を怠っていない。 

 今季のドルトムントは合計18得点を記録しており、香川真司(Shinji Kagawa)がけん引する攻撃陣の得点量産に期待を寄せるトゥヘル監督は、「われわれは異なるフォーメーションの異なる相手に対し、チャンスを作ることができる立場にいることは理解している」と自信をみせた。(c)AFP