【9月21日 AFP】ジャパンウイメンズオープンテニス(Japan Women's Open Tennis 2015)は20日、シングルス決勝が行われ、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)で4強入りしたこともあるヤニナ・ウィックマイヤー(Yanina Wickmayer、ベルギー)が、4-6、6-3、6-3でマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)を下し、優勝を果たした。

 ウィックマイヤーは、2時間10分に及んだ試合を制すると、今シーズン初タイトルを獲得し、シングルスでは2010年以来となるツアー通算4勝目を挙げた。

 2009年の全米オープンで準決勝に進出したウィックマイヤーは、世界ランクこそ86位まで後退しているものの、東京の大会で本来の力を発揮した。

 同84位のリネッテは、ツアー初優勝を目指して第1セットを先取したが、第2セットではプレッシャーからサーブが乱れ、最終セットではウィックマイヤーを苦しめることすらできなかった。

 上位シードが相次いで早期敗退を喫した今大会では、月末に45歳の誕生日を迎えるクルム伊達公子(Kimiko Date-Krumm)も2回戦で姿を消し、ファイナリストは2人ともノーシードという、まったく予想のつかない展開になっていた。(c)AFP