【9月20日 AFP】メキシコで19日、甚大な被害をもたらしたマグニチュード(M)8.1の大地震発生から30年を迎え、首都メキシコ市(Mexico City)などで大規模な防災訓練が行われ、推計600万人の住民が参加した。

 現地時間19日午前11時半(日本時間20日午前1時半)、耳をつんざくような警報音と「地震警報」の音声が市内に鳴り響き、住民らに訓練参加を促した。ミゲル・アンヘル・マンセラ(Miguel Angel Mancera)市長は記者会見で、「(訓練には)建物1万6000棟以上の600万人が参加したと見積もっている」と語った。

 1985年9月19日の大地震では、多数の建物が倒壊し、大勢の死者が出た。政府は死者数を6000人としているが、一部の非政府組織(NGO)は2万人以上と推計している。(c)AFP/Sofia MISELEM