【9月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は15日、各地でグループリーグ第1節が行われ、グループAのレアル・マドリード(Real Madrid)は4-0でシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)に大勝し、白星スタートを切った。

 そして、この試合でハットトリックを達成したレアルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、チャンピオンズリーグの通算得点を80ゴールに伸ばし、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)に3点差をつけて単独首位に立った。

 ロナウドは、「とてもうれしい。僕を信頼してくれたチームメートに感謝したい」と語った。

「みんな、プレシーズンのできはそれほど重要ではないことを分かっていた。必要なのは、リーグ戦とチャンピオンズリーグで良いスタートを切ることだった」

「リーグ開幕戦は引き分けで、少し良くなかったけれども、そこから状態は上がってきているし、安定感と勢いも出てきた」

 レアルは前半、相手GKアンドリー・ピャトフ(Andriy Pyatov)のミスを逃さず、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が先制点を挙げると、後半開始早々の5分には、シャフタールのタラス・ステパネンコ(Taras Stepanenko)が2枚目のイエローカードで退場となり、数的優位に立った。

 するとレアルは、そこからロナウドが2本のPKを含むハットトリックを達成。12日のリーグ戦に続き、2試合連続大量得点を奪った。

 しかしレアルでは、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)がふくらはぎを痛め、わずか30分ほどでピッチを後にするという心配な出来事も起こっている。

 ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は、「ベイルはこむら返りを起こした。数日待って、状態を見極めなくてはならない。ベイルは同じ問題を去年も抱えていた」と語った。

 対するシャフタールのミルセア・ルチェスク(Mircea Lucescu)監督は、「最初の30分は、試合をうまくコントロールして、チャンスもいくつか作っていた。(レアルの先制点につながった)あのミスが非常に高くついた」と話した。

 しかしルチェスク監督は、主審の判定に納得がいかない様子で、「われわれは後半、ステパネンコを退場で失った。審判団にはわれわれを尊重してもらいたいが、 残念ながら、われわれが欧州のビッグクラブと対戦した過去数試合では、ほとんど同じことが繰り返されている」と語っている。(c)AFP/Kieran CANNING