【9月10日 AFP】メキシコの刑務所を7月に脱獄した麻薬王「エル・チャポ(El Chapo)」ことホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)受刑者(58)の息子がツイッター(Twitter)に投稿したとされる写真に、コスタリカにいる同受刑者とみられる人物が写っていたことを受け、メキシコ当局が調査を開始した。

 司法当局者によると、このツイートはアカウント「@AlfreditoGuzma」から8月31日に投稿された。写真に添えられたメッセージには、少し崩れたスペイン語で、「一緒に写っているのが誰か、みんな分かるでしょう」と書かれていた。

 写真には、グスマン受刑者の息子が2人の男性と一緒に屋外のテーブルで食事をしている場面とみられる様子が写されている。うち、口ひげの男性の顔はグスマン受刑者に似ているものの、画像はその顔の一部しか見えないよう加工されている。

 添付された位置情報では、発信地はコスタリカとされている。だがコスタリカ当局は、グスマン受刑者の息子が同国に滞在しているとの情報はないとして、発信地はグスマン受刑者の故郷であるメキシコ西部シナロア(Sinaloa)州の町コスタリカ(Costa Rica)である可能性を指摘している。(c)AFP