【9月9日 AFP】スペインのカタルーニャ(Catalonia)州出身で、現在はバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が8日、カタルーニャ独立を政治とスポーツの面から訴えるキャンペーンに参加し、「カタルーニャ代表があれば、喜んでプレーした」と語った。

 スポーツ関係者がカタルーニャの独立を支持する政治キャンペーン「ガニャレン(Guanyarem)」が発表したインタビューの中で、グアルディオラ監督は、「カタルーニャ国があったとすれば、カタルーニャ代表でプレーしていただろう。私は(バルセロナ北部の)サンペドール (Santpedor)出身なんだ」と語っている。

 グアルディオラ監督は現役時代、スペイン代表として47試合に出場していた。

 クラブレベルでは、1990年から2001年までFCバルセロナ(FC Barcelona)でプレー。2008年から2012年にかけては同クラブの監督を務め、スペイン1部リーグや欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)で数々の栄冠を手にした。

 独立を求めるカタルーニャ州の政治指導者は、27日に行われる州議会選を、独立の是非を問う住民投票に位置づけることを求めているが、中央政府保守派の激しい反発を受けている。

 グアルディオラ監督は、象徴的な存在としてこの選挙に立候補している。名前が載っているのは候補者リストの最後で、実際に議会で席を獲得する可能性は低いが、独立運動の強力な後ろ盾となっている。

 グアルディオラ監督は、「われわれは、自分たちの資源は自分たちで管理したい」と述べ、「すべての人間にとって、もっと安定した、豊かな国づくり」を求めた。(c)AFP