【9月9日 AFP】フランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相は8日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」による攻撃に備え、仏軍がシリア上空で初の偵察飛行を実施したことを明らかにした。

 仏国防省の映像音声記録製作部門ECPADは同日、対IS作戦を実施する米軍主導の有志連合を支援するために、仏軍のラファール戦闘機がシリアへ向けてペルシャ湾沿岸の基地から離陸する様子や、情報・監視・偵察(ISR)任務のためにイラク上空を飛行する様子を捉えた写真を公開した。同戦闘機には、高空・低空で撮影可能な高速度カメラが搭載されている。

 これに先立ち、フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は前日7日、シリアにおける戦略転換を発表し「我々に対して準備されている計画や、シリア国民に対して行われていること」を探るため、偵察飛行の開始を命じたことを明らかにしていた。(c)AFP