【9月9日 AFP】2016年米大統領選の民主党指名争い最有力候補であるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏は8日、2009~13年の国務長官時代に私用のメールアドレスを公務に使用していた問題について、「間違いだった」と述べて謝罪した。同氏はこれまで、この問題は意図的に作り上げられたスキャンダルだとして、直接的な謝罪を躊躇(ちゅうちょ)してきた。

 同氏は8日夜に放送された米ABCテレビの「ワールド・ニュース・トゥナイト(World News Tonight)」で、「間違いだった。申し訳なく思っている。責任は負う」と語った。

 長引くメール問題は、同氏の支持率にも影響を及ぼしている。4日に公表された米世論調査会社ギャラップ(Gallup)の調査では、同氏に好感を抱く回答者は41%、好ましくないとする人が51%で、1992年以来最低の水準となった。(c)AFP