ファン・ペルシー「本当に最悪の気分」 オランダが敗退の危機に
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【9月7日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は6日、各地で予選が行われ、グループAのオランダは0-3でトルコに敗れ、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)ベスト4のチームが本大会出場へ危機的な状況に追い込まれた。
4万人のトルコサポーターがスタジアムを埋め尽くす、完全アウェーの環境で、オランダは組織されたトルコに完敗を喫した。規律があり、体も動いていたトルコに対し、オランダはピッチのあらゆる部分で劣っていた。
トルコは前半8分にオーウザン・オジャクプ(Oguzhan Ozyakup)が先制点を挙げると、同26分にアルダ・トゥラン(Arda Turan)が追加点を奪い、終盤にはブラク・ユルマズ(Burak Yilmaz)がとどめの3得点目を決めた。
その一方で、オランダはトルコでプレーするウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)とロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)が、前線で存在感をみせることなく終わった。
この日行われた別の試合の結果、グループAではアイスランドとチェコが、本大会へ自動的に出場できる2位以内を確定させた。そのためこのグループは今後、プレーオフに進める3位の座をかけて、トルコとオランダが一騎打ちを繰り広げることになる。
ファン・ペルシーは試合後、オランダメディアに対し、落胆した様子で「これで自力出場の可能性がなくなってしまった。本当に最悪の気分だ」とコメントしている。
それでもファン・ペルシーは、残り2試合に連勝した上でトルコが取りこぼせば、突破の可能性は残されている点を強調し、「前に進まなくてはならない」と語った。
オランダの次節は敵地でカザフスタンと、最終節は本拠地でチェコと対戦する。
また、新たにオランダ代表の指揮官となったダニー・ブリント(Danny Blind)監督にとっては、0-1で敗れた3日のアイスランド戦に続き、痛恨の連敗となった。
ブリント監督は、「またしても自分で自分の首を絞めてしまった」と述べ、チャンスで決め切れない攻撃陣、ミスのなくならない守備陣を嘆いた。
「これだけ簡単に得点を与えていてしまっては、勝つのは相当難しい」
(c)AFP