【9月4日 AFP】米連邦裁判所は3日、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)がニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)に科していた4試合の出場停止処分を無効とする判断を下した。

 ブレイディは、ボールの空気圧にまつわる一連の「デフレートゲート(deflategate)」スキャンダルでこの処分を受けていた。

 今年1月に行われたアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝でボールの空気圧が意図的に下げられたことに関連して、不正行為はなかったとこれまでに反論していたスター選手のブレイディにとって、この判断は大きな法的勝利となった。一方でNFLのロジャー・グッデル(Roger Goodell)コミッショナーは、即座に上訴している。

 グッデル氏は、ペイトリオッツがスーパーボウルへの勝ち上がりを決めたインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)とのAFC決勝での事件を受け、ブレイディ対して今季最初の4試合の出場停止を科していた。

 第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)を制覇したペイトリオッツは、ちょうど1週間後の10日に新シーズン開幕戦のピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)戦を控えている。(c)AFP