【9月1日 AFP】(写真追加)タイの首都バンコク(Bangkok)中心部の「エラワン廟(びょう)」(Erawan Shrine)で20人が死亡した先月17日の爆発事件で、同国のプラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)暫定首相は1日、カンボジア国境で新たに主犯格とみられる外国人の男1人を逮捕したと発表した。

 2人目の容疑者を逮捕したとの情報の真偽を報道陣に尋ねられたプラユット首相は「本当だ。(カンボジア国境の)サケオ(Sa Kaeo)県の検問所で拘束した」と明かした。また事件現場に爆弾を仕掛けた人物だと思うかとの問いには「現在、取り調べ中だ。彼は主犯格の容疑者で外国人だ」と答えた。

 男が拘束された検問所は、タイとカンボジア間の密輸ルート上にある。首相は、男が逃走を図っていたのではないかと述べた。事件の動機はいまだ明らかになっていない。(c)AFP/Thanaporn PROMYAMYAI