【9月1日 AFP】米国務省は8月31日、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が国務長官時代に使用していた私用メールサーバーに保存されていたメールのうち、新たに約150通が過去にさかのぼる形で機密情報として分類されたと発表した。

 国務省は、クリントン氏が提出したメールを約7000ページにわたって公開することになっている。クリントン氏は今年に入ってから、国務長官時代に公務で私的なサーバーを使っていたことで批判されている。

 だが当局は、多数のメールが現在では機密扱いになると発表。次期大統領選挙に民主党から出馬表明をしたクリントン氏は、これにより面目を失うことになる。

 国務省のマーク・トナー(Mark Toner)副報道官は記者会見で、新たに機密扱いとされたメールは「150通くらいあると思う」と述べ、まだ公開していないメールを再評価する作業は続けられていると付け加えた。

 国務省は7月にも、クリントン氏が提出した電子メールのうち63通が「何らかの形で重要性が格上げ」されたと説明していた。(c)AFP/Dave Clark