【5月20日 AFP】米国の裁判所は19日、大統領選立候補を表明したヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が在任中に出した数千通の電子メールを速やかに開示するよう米国務省に命じた。

 ある国務省高官によると、判事はクリントン氏の電子メール提出スケジュールを今月26日までに用意するよう国務省に命じた。クリントン氏が「私以上に電子メールの公開を望んでいる者はいません」と述べるなど、国務省、クリントン氏は共に開示に応じる姿勢を示している。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が今年3月、国務長官在任中のクリントン氏が公務に私的な電子メールアカウントを使っていたと報じ、論争を呼んでいた。クリントン氏は職務関連の全メールは引き渡し、娘の結婚、自身のヨガ教室、母親の葬儀などについて書かれていた私信は全て破棄したとしている。(c)AFP/Jo Biddle