【8月25日 AFP】ペルーの通商観光省は24日、エルニーニョ(El Nino)現象による天候への影響を懸念し、ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)の開催を辞退すると発表した。

 エルニーニョは、太平洋赤道域東部の海水温が上昇する現象で、気温や降雨量に影響を与える。

 二輪と四輪部門が設定され、モータースポーツの中でも高い人気を誇るダカールラリーは、来年1月3日にペルーのリマ(Lima)で開幕し、16日にアルゼンチンのロザリオ(Rosario)で閉幕することになっていた。

 通商観光省は、「(エルニーニョが)大会に与える影響を見越して、開催を見合わせることに決めました」と発表した。

 大会を主催するアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)は、この決定を受けて「ダカールラリー2016の最終的なルートは、9月後半に発表されます」と述べている。

 代替地の候補には、ボリビアとアルゼンチンがあげられている。(c)AFP