【8月20日 AFP】仏トゥールーズ大学病院センター(University Hospital Centre in Toulouse)の外科医チームは19日、先月に姉妹間で行われた腎臓移植手術について、ロボットの使用と、臓器の膣口からの摘出・移植、摘出直後の移植を組み合わせた初の移植手術となったと発表した。

 主任外科医がAFPに語ったところによると、移植手術は「ロボットを全面的に使用し、一度に」行われた。また、同病院の発表によると、移植された腎臓は、一般的な切開法ではなく、膣を通して摘出と移植が行われたという。

 バレリー・ペレス(Valerie Perez)さん(44)の腎臓を摘出し、妹のベアトリス・ペレス(Beatrice Perez)さん(43)に移植する手術は7月9日、一つの手術室で同時に行われた。

 主任外科医によれば、姉妹の術後の経過は順調で、バレリーさんは手術の翌日に退院し、ベアトリスさんはその3日後に退院した。(c)AFP