【8月19日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2015)では18日、女子シングルス2回戦に出場するはずだった大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)と、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が棄権を表明した。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)を最後にツアーを離れているシャラポワは、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)の開幕まで2週間を切る中、前哨戦2大会を連続で欠場することになった。

 世界ランク2位のシャラポワは、脚の負傷で先週のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)も欠場していた。

 シャラポワは、「厳しい選択ですが、全米オープンに健康な状態で臨むためには、これが最も賢いやり方で、現実的な手段だと思います」とコメントした。

「明日から試合に出場するのは現実的ではないと思いました」

 ヴィーナスは、ウイルス性疾患の可能性を示唆し、2回戦が始まる前に棄権すると、昨年大会(Western and Southern Open 2014)の準優勝者で第6シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)に、3回戦行きの切符を譲った。

 試合前の練習を終え、「今夜はコートには出られません」と発表したヴィーナスは、「すべての試合において、勝つためにはベストの状態でいなければならない。今日は自分のベストになれなかったのです」と話している。(c)AFP