【8月16日 AFP】ラグビー日本代表は15日、東京・秩父宮ラグビー場(Chichibunomiya Rugby Stadium)でラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)に向けた強化試合を行い、世界選抜に20-45で敗れた。

 世界選抜はフィジー生まれのウインガー、タンゲレ・ナイヤラボロ(Taqele Naiyaravoro)が3トライの活躍をみせ、オーストラリア代表入りに望みをつなげた。

 23歳のナイヤラボロは、この試合で世界選抜が記録した5トライ中3トライを記録し、ワラビーズ(オーストラリア代表)でのW杯出場に向けてアピールした。

 ワラビーズは同日に行われたオークランド(Auckland)での試合で、オールブラックス(ニュージーランド代表)に13-41で完敗を喫している。

 来月に開幕するW杯で大会優勝2回を誇る南アフリカ、スコットランド、サモア、米国と同じグループBに入っている日本は、カーン・ヘスケス(Karne Hesketh)がこの試合最初のトライを決めた。

 しかし、世界選抜は序盤からオーストラリアのベリック・バーンズ(Berrick Barnes)が4本のキックを成功させると、ナイヤラボロのトライも決まり、前半を19-7とリードして折り返した。

 後半に入っても世界選抜が試合の主導権を握り、ニュージーランドのアンディ・エリス(Andy Ellis)が2つのトライを決めて追加点を挙げた。

 日本はその後、認定トライを奪ったものの、世界選抜のナイヤラボロは終盤に2つのトライを記録し、ハットトリックを達成した。(c)AFP