【8月15日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部へ新たにやってきたばかりの日本人ストライカー武藤嘉紀(Yoshinori Muto)は、15日に同国トップリーグでのデビューを目指す。

 武藤は、イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)へ移籍した岡崎慎司(Shinji Okazaki)と入れ替わる形でJリーグ1部(J1)のFC東京(FC Tokyo)からマインツ05(Mainz 05)に加入した。

 Jリーグで51試合に出場し23得点を挙げている武藤だが、ドイツではDFの脚の長さなどその守備への対応に問題があると認めている。それでも、15日に行われる開幕戦のFCインゴルシュタット(FC Ingolstadt 04)では先発起用を願っている。

 武藤は9日に行われたドイツカップ(German Cup 2015-16)1回戦のエネルギー・コットブス(Energie Cottbus)戦では、後半25分から出場している。

 7月に行われた入団会見で武藤は、「最初の練習で、日本よりもDFの脚が長いと感じました。どこからでもやってくる様な感じでした」と語り、ブンデスリーガのディフェンスに対応するために体を大きくする必要があるとの考えを明らかにした。

 この会見で完璧に近いドイツ語を披露した武藤は、岡崎の後に続かなければならない。岡崎はブンデスリーガで128試合に出場し37得点という日本人史上最多の得点記録を保持している。

 昨季リーグ戦を11位で終えたマインツと開幕戦を戦うFCインゴルシュタットは、1部でのデビュー戦を飾ることになる。(c)AFP