【8月12日 AFP】(一部更新)リビア暫定議会(政府)のアブドラ・シンニ(Abdullah Thinni)首相が11日夜、テレビのインタビュー番組に生出演中、辞意を表明した。

 番組内で首相は、国際的に認められた暫定政府が管轄する地域の電力不足や治安悪化などに対して基本的な対策が不足しているとして、政府を非難する市民からの厳しい質問攻めに直面した。

 同首相は「私の辞職が解決策になるのなら、私はここでそれを宣言する」と述べ、「辞表は16日に議会に提出する」と付け加えた。

 リビアでは、独裁者として君臨したムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の失脚、殺害につながり、多数の死者を出した2011年の政変後、暫定議会と制憲議会の二つの政府が並立し混乱している他、複数の武装勢力が同国の豊かな石油利益を狙って戦闘を続けている。(c)AFP