【8月12日 AFP】スウェーデンにある家具大手イケア(IKEA)の店舗で買い物客2人が刺殺された事件で、同店の店長は11日、刃物類の販売を一時的に中止すると発表した。地元メディアは、凶器の刃物が店内に陳列されていた商品だった可能性を報じている。

 マティアス・ヨハンソン(Mattias Johansson)店長はスウェーデン通信(TT)の取材に対し、販売中止は「私の決定で、一時的な措置」と語り、店舗は12日朝に営業を再開すると付け加えた。

 首都ストックホルム(Stockholm)の西約100キロのベステロース(Vasteras)にある同店は、買い物客2人がキッチン用品売り場で刺殺された10日の事件以降、営業を停止している。

 警察は11日、殺人容疑で逮捕された容疑者2人はともにエリトリア人亡命希望者だったと発表したが、犯行の動機はまだ不明とされている。容疑者のうち1人は刺し傷を負って重体となり、現在も病院で治療を受けている。

 警察は、事件の状況について明らかにしていないが、地元メディアは、容疑者らが店内の棚にあった刃物を犯行に使用した可能性があると報じている。(c)AFP