【7月31日 AFP】男子テニス、ベット・アット・ホーム・オープン(bet-at-home Open-German Tennis Championships 2015)は30日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、7-6でチェコのイリ・ベセリ(Jiri Vesely)に勝利し、下降線をたどるシーズンからの脱却を図っている。

 マヨルカ(Mallorca)島出身のトップシードは、7年ぶりにベット・アット・ホーム・オープンでプレーしており、次戦では第5シードのパブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)と対戦する。

 2008年に大会制覇を果たしているナダルは、今季クレーでの戦績を23勝6敗に伸ばし、「良い試合ができたと思う」と振り返っている。

「今日とても誇りに思い、満足しているのは、試合に対する自分の姿勢だった。プレーにも満足している。もう少しコンスタントなプレーができれば良かったとは思う」

 ナダルは今季、全仏オープンテニス(French Open 2015)で連覇を逃すと、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)でも2回戦敗退に終わり、ここ10年では最低の世界ランク10位に後退している。

 2009年大会(International German Open 2009)で4強入りしているクエバスも、この日対戦したポーランドのイェジ・ヤノヴィッツ(Jerzy Janowicz)を6-3、4-6、6-2で下し、シーズン23個目の白星を記録した。また、このうち20勝がクレーコートで挙げたものとなっている。

 ナダルは対戦を控えるクエバスについて、「ベストプレーヤーの一人だ。特にクレーではね」と評しており、「大事な試合だし、準決勝に進むためには良いプレーをしないといけないことも分かっている。そのために戦うよ」と意気込んだ。(c)AFP