【7月29日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の伝説であるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏が中国企業を相手取り起こした商標権侵害訴訟で、中国・北京(Beijing)の裁判所は、ジョーダン氏の訴えを退ける判決を下した。同国のニュースサイトが報じた。

 元シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のスター選手は、中国では「喬丹(Qiaodan)」の名で知られており、世界中でその名をとどろかせている。

 現役時代に6度のNBAファイナル制覇を経験しているジョーダン氏は、中国のスポーツウエアメーカー「喬丹体育(Qiaodan Sports Company Limited)」が無断で自身の名前を使用したとして、2012年に訴えを起こした。

 同社はジョーダン氏の名前だけでなく、ナイキが「エア・ジョーダン(Air Jordan)」のイメージを浸透させるために配したロゴ「ジャンプマン(Jumpman)」に酷似したシルエットを、製品に使用していた。

 下級裁判所で敗訴したジョーダン氏は、北京の高級人民法院(高裁)に上訴していたが、中国のニュースポータルサイト「捜狐(Sohu)」は、同裁判所がジョーダン氏の訴えを退けたと伝えている。

 同サイトは、判決文の一部として「係争中の商標『喬丹』が、ジョーダンを意味するとは限らない」という引用を掲載。「それに加えて、『ジョーダン』は米国で一般的な姓である」と続いており、ロゴはシルエットだけで顔の特徴が何もないため、それだけで消費者がジョーダン氏だと判断するのは「難しい」と述べている。

 この結果、問題になっているトレードマークがジョーダン氏を指していると証明するには、証拠が不十分だと締めくくられている。

 喬丹体育は、29日の時点でコメントを出していない。(c)AFP