【7月29日 AFP】フランスの沿岸都市カレー(Calais)にある英仏海峡トンネル(Channel Tunnel)のターミナルに28日夜から29日未明にかけ、英国への入国を試みる移民が少なくとも1500人殺到し、1人が遺体で見つかった。仏警察筋が29日、AFPに明らかにした。

 同ターミナルには前日にも約2000人の移民が押し寄せ、「過去1か月半で最大の侵入の試み」だと伝えられていた。

 警察筋によると、遺体で発見されたのは海峡横断フェリーから下船したトラックにひかれたスーダン系の男性で、25~30歳とみられている。

 6月以降、英仏海峡トンネルのターミナル周辺で死亡した移民は9人目。29日は夜が明けても「500~1000人の移民」がトンネル周辺に居残っているという。(c)AFP