【7月22日 MODE PRESS】モデルのリリーローズ・デップ(Lily-Rose Depp)が、フランスの高級ブランド「シャネル(Chanel)」のアイウエアラインの最新プロモーション動画に登場している。

 パールがあしらわれたサングラスをかけ、ダークレッドのリップが印象的な16歳のリリーローズは、俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp)と元パートナーで歌手・女優のヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)がもうけた2人の子どものうちの一人。

「シャネル」のデザイナー、カール・ラガーフェルド(Karl Largerfield)はリリーローズについて、「甘さと女性らしさに満ちた世界のベビードールだ。魅惑的で、スターの素質を備えた新世代の女の子」と形容している。

 リリーローズとカールが親しいことは驚きに値しない。母親のヴァネッサが、90年代前半から同ブランドのアンバサダーを務めているからだ。一方父親のジョニーは、同ブランドのためにまだ10代の娘が「挑発的なポーズ」に応じていることを以前から批判的だという。

 児童心理学者のミシェル・エリオット(Michelle Elliott)氏は、「16歳というのは、精神的にも感情的にも知的な意味でも、モデル業から受けるプレッシャーにうまく対応できる年齢ではない。自分の娘であれば、そんなに若いうちからモデルの仕事などさせない」と話している。

「そんな年でそういう圧力に対処できる準備が整っているとは私は思わない。自分は大人だと思っている16歳であっても、実際に成人が受けるプレッシャーを乗り切ることが難しいのは、研究結果にも表れている。そういう影響は概して良くないものだと分かっている」とエリオット氏は続ける。

 ただ、若いうちからモデルデビューするのはリリーローズが初めてではない。スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)が14歳でスカウトされたのは有名な話だ。

 リリーローズがモデルを務める「シャネル」の最新アイウエアコレクションは、9月発売予定。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS