【7月18日 AFP】昨年10月に行われたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の日本GP(Japan Grand Prix 2014)決勝でクラッシュを起こし、頭部を負傷したフランス人ドライバーのジュール・ビアンキ(Jules Bianchi)が17日、亡くなった。家族が発表した。

 ビアンキの家族は18日、フェイスブック(Facebook)で「これまで通り、ジュールは最後の最後まで闘いました。しかし、今日、その闘いは終わりを迎えました」と声明を発表した。

 8月に26歳の誕生日を迎える予定だったビアンキは、故郷ニース(Nice)の大学病院センター(Centre Hospitalier Universitaire)で生命を維持するため昏睡(こんすい)状態に置かれていた。

 父のフィリップ(Philippe Bianchi)氏は13日、9か月間「大きな進展」もなく病院で過ごしているビアンキの完全な回復について「楽観できなくなっている」と語っていた。

 ビアンキ家は声明の中で、「この難しい時に直面する私たちに強さを与え、助けてくれた、皆さんがこの数か月の間に彼に注いでくれた愛情に」感謝すると付け加えている。(c)AFP