【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)は9日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-2、6-4で第4シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を下し、通算8回目の決勝進出を決めた。

 ウィンブルドンを5回制しているセレーナは、13本のサービスエースと29本のウイナーを繰り出すなど圧倒的な強さをみせ、わずか1時間19分で勝負を決めると、宿敵シャワポワとの20回目の直接対決で18勝目を記録した。

 33歳のセレーナは、3年ぶりの決勝で第20シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)と対戦する。

 25回目の四大大会(グランドスラム)決勝で、メジャーのシングルス通算21勝目を目指すセレーナは、「ウィンブルドンで準決勝まで進出するのは、すごく久しぶりだったから少し緊張したわ。勝ち上がれて、とてもうれしい」と控えめに話しながらも、シャラポワに対して一度もブレークポイントを与えなかった。

「簡単な試合ではなかったけど、相手が加速した時には自分もギアを上げることができた」

「気持ちが盛り上がってきてるの。ここでファイナルに到達するのは久しぶりだから、本当にうれしい」

 グランドスラムでの連勝を27に伸ばし、2015年シーズンの通算成績も38勝1敗としているセレーナは、2002-03年にかけて自身が達成して以来となるメジャー4連勝まで、あと1つに迫っている。

 一方、またもや痛恨の敗北を喫したシャラポワは、来週発表される世界ランキングでは4位から2位に返り咲くことになるとみられるものの、今回もライバルのセレーナに一方的な実力差をみせつけられ、その格の違いを改めて証明してしまった。