【7月7日 AFP】(一部更新)ナイジェリア北部カドゥナ(Kaduna)州ザリア(Zaria)の市庁舎で7日、爆弾がさく裂し、地元当局によると少なくとも25人が死亡、32人が負傷した。

 目撃者の話によると、爆発が起きたのは午前9時(日本時間午後5時)ごろ。市庁舎では当時、小学校の教師や公務員らが身元確認のため列をつくっていた。建物内には100人近くがいたとされ、死者数はさらに増加する恐れがあるという。

 同国では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の掃討を約束するムハンマド・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領が5月29日に就任して以降、同組織による民間人を標的にした攻撃が相次いでいる。今回の爆破事件も、ボコ・ハラムの犯行が疑われる可能性が高い。

 AFPの調べでは、ブハリ大統領の就任以降、今回の犠牲者を含め550人近くが殺害されている。(c)AFP