【7月1日 AFP】イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)から、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・ジャジーラSC(Al-Jazira SC)移籍が決定的とされていたジェルヴィーニョ(Gervinho)だが、クラブにヘリコプターやプライベートビーチといった「下品な」要求をしたため、移籍が破談になったことが判明した。

 セリエAで2シーズンを過ごしたジェルヴィーニョは先日、移籍金1300万ユーロ(約17億7000万円)でアル・ジャジーラに加入し、クラブと4年契約を結んだと報じられていた。

 伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)によると、ジェルヴィーニョ側が家族全員の住居や、コートジボワールに帰国するための航空券を定期的に支給するよう、クラブに対して過度な要求をしたため、移籍が破談になったと伝えている。

 UAEの報道では、ジェルヴィーニョの相次ぐ要求にアル・ジャジーラは不信感を募らせ、同選手との間で将来トラブルを抱えるよりも、契約を回避する方を選択したとしている。

 ジェルヴィーニョは依然として市場に出されているが、5日からトリゴリア(Trigoria)の練習場で始まるローマのトレーニングキャンプに戻るとみられている。(c)AFP