【6月25日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」は25日、シリアのクルド系シリア人の町アインアルアラブ(Ain al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)に再び侵攻した。非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 シリア人権監視団によると、ISの自爆攻撃で少なくとも5人が死亡。町の中心部で、ISとクルド人勢力の激しい戦闘が起きており、路上に倒れた人の姿も見られるという。

 トルコ国境に近いコバニをめぐっては昨年から今年にかけて、約4か月にわたりISとクルド人勢力との激しい攻防が続いた。クルド人勢力は1月、米軍主導の空爆支援を受けてISを撃退し、コバニの統制を奪還。コバニは、対IS戦における勝利の象徴とみなされていた。(c)AFP