【6月24日 AFP】3部リーグ降格を避けるために八百長を行った容疑で、イタリア・セリエBのカターニア(Calcio Catania)の関係者を含む7人が逮捕された。

 シチリア(Sicily)島に本拠地を置くカターニアは、2013-14シーズンにセリエAから降格しており、2014-15シーズンはセリエBで戦っていた。

 イタリア当局は現在、カターニアのアントニーノ・プルヴィレンティ(Antonino Pulvirenti)会長をはじめ、スポーツディレクターのパブロ・コセンティーノ(Pablo Consentino)氏、元スポーツディレクターのダニエレ・デッリ・カッリ(Daniele Delli Carri)氏、そして代理人を含めた関係者4人を自宅軟禁にしている。

 イタリアメディアの報道によると、7人は昨季のリーグ戦で最低でも5試合の八百長に関与したとして、詐欺の疑いで逮捕されたとしている。

 八百長が疑われているのは、カターニアがリボルノ(Livorno)、ASアヴェッリーノ(AS Avellino 1912)、トラーパニ(Trapani Calcio)、USラティーナ(U.S. Latina Calcio)と対戦したリーグ戦で、さらにはFCメッシーナ(FC Messina)対イスキア(S.S. Ischia Isolaverde)の試合も捜査対象になっている。

 イタリアサッカー界では過去にも2006年の「カルチョポリ(Calciopoli)」、2012年の「カルチョスコメッセ(Calcioscommesse)」といった大きなスキャンダルに揺れている。そして今年5月には、下部リーグの計31試合で八百長があったとして、50人が逮捕されている。(c)AFP