【6月24日 AFP】(記事更新)女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は23日、決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、日本は2-1でオランダを下し、8強入りを決めた。

 バンクーバー(Vancouver)のBCプレイス・スタジアム(BC Place Stadium)で日本は、前半10分に有吉佐織(Saori Ariyoshi)の「なでしこ」での初ゴールで先制すると、後半33分には阪口夢穂(Mizuho Sakaguchi)が追加点を決めた。

 オランダは、試合終了間際にキルステン・ファン・デ・フェン(Kirsten Van de Ven)が1点を返すにとどまった。

 日本は大会初出場のオランダを序盤から圧倒し、ハーフタイムまでにさらに点差を広げる可能性もあったが、決定力を欠いた。

 前半22分に鮫島彩(Aya Sameshima)が追加点の絶好機を手にしたもののシュートはバーの上を越え、さらにハーフタイム直前には大野忍(Shinobu Ohno)が放ったシュートも枠をとらえられなかった。

 その後もミスを重ねる中、日本はGK海堀あゆみ(Ayumi Kaihori)がゴール前の混戦の中で鮫島のあわやオウンゴールというボールを好セーブで防ぐと、直後に阪口が勝利を決定づける追加点を決めた。

 この結果、日本は準々決勝でオーストラリアと対戦することが決まった。この対戦は昨年のAFC女子アジアカップ(2014 AFC Women's Asian Cup)決勝の再戦で、日本はオーストラリアを1-0で下し大会制覇を飾っている。(c)AFP