■順を追ってたどり着く

 ウッズの今年の最高順位は、第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)の17位タイとなっており、腰の痛みで棄権した2月のファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2015)を除くと、今シーズン出場したのは5大会だけとなっている。

 最新の世界ランキングで181位に後退したウッズは、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2015)のポイントランキングでも196位に沈んでいる。

 ウッズは、このまま低迷が続けば8月に行われる世界ゴルフ選手権2015(World Golf Championships 2015)第3戦のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2015)には出場できなくなり、プレーオフに出場するためには、フェデックス・カップのランキングで125位以内まで浮上しなければならない。

「ようやく、体調が万全になった」と語ったウッズは、「腰は十分に回復した。この夏は、もっと多くの大会に出場できると断言するよ」と自信をみせた。

「これからはランキングで上位に食い込み、重要な大会の出場資格を得てプレーできるようにする必要がある」

 ウッズは7か月前からクリス・コモ(Chris Como)氏をスイングコーチに迎え、試合に向けてスイングの改良を行っている最中で、まだ時間はかかるものの、正しい方向に向かっていると強調した。

「1から10に飛躍することはできない」としたウッズは、「1、2、3、4と順を追って10までたどり着いてみせる」と意気込んだ。

「目の前に仕事は山積している。これからが楽しみだ」

(c)AFP