フェデラー、「今季の目標」ウィンブルドンに照準
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【6月3日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2015)で準々決勝敗退に終わったロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)だが、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)の男子シングルスでは、史上最年長の覇者になりたいと意気込んでいる。
四大大会(グランドスラム)通算17勝のフェデラーだが、2日の全仏オープン準々決勝でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)にストレート負けを喫すると、メジャー大会では13年ぶりに、一度もブレークを奪うことができなかった。
8月に34歳の誕生日を迎えるフェデラーが優勝すれば、31歳11か月で1975年大会を制したアーサー・アッシュ(Arthur Ashe)氏が持つ、オープン化以降の最年長優勝記録を塗り替えることになる。
世界ランク2位のフェデラーは、2012年のウィンブルドンを最後にグランドスラムのタイトルからは見放されており、昨年大会(The Championships Wimbledon 2014)では、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に次ぐ準優勝に終わった。
2003年から2010年まで、最低1つはグランドスラムを獲得していたフェデラーにとっては、黄金期が懐かしく思い出されることだろう。
昨年のウィンブルドンで準優勝に輝いたフェデラーは、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で4強入りを果たした。しかし、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)では、アンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)に敗れ、14年ぶりの3回戦敗退に終わっている。
それでも、今年の全仏オープンで8強入りを果たしたことは、4回戦敗退に終わった昨年からの成長と言える。
国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup)と五輪では共に戦うワウリンカに敗れたフェデラーは、「気持ちはすでにウィンブルドンだ。それが今季の目標だからね」とすると、「あそこでベストを出したいんだ。今年は少し長めの準備期間が与えられているけど、そんなものいらないから、今日負けたのがプラスに作用するわけではない」と語った。
「リカバリーの後に家族と時間を過ごして、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2015)とウィンブルドンに備えるよ。大きな目標だ。優勝したいし、自分のゲームも好調だと感じている。堅実に、良い方向へ向かっているから、それを続けるだけだ」
(c)AFP/Dave JAMES