【5月22日 AFP】サウジアラビア当局によると、同国東部州(Eastern Province)のイスラム教シーア派(Shiite)モスク(礼拝所)で22日、大規模な爆発が起きた。地元活動家は、何者かが自爆し、少なくとも信者4人が死亡、複数の負傷者が出ていると話している。

 サウジアラビア内務省によると、シーア派住民が多数を占める東部州カティーフ(Qatif)のモスクで、礼拝の途中に大規模な爆発が起きた。地元のニュースサイトは、血だまりに横たわる複数の遺体を写した写真を掲載。活動家によると、死傷者が多数出たことから、地元病院は献血を求める緊急の呼びかけを行った。

 同国ではシーア派住民との宗派対立を煽ることを狙ったスンニ派(Sunni)の過激派勢力による襲撃事件が以前にも起きており、昨年11月にも子どもを含むシーア派住民7人が死亡する銃撃事件が発生していた。(c)AFP