【5月18日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ウェルズ・ファーゴ選手権(Wells Fargo Championship 2015)は17日、ノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club)で最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算21アンダーという驚異のスコアで優勝した。

 世界ランク1位のマキロイは、前日のラウンドでコース記録の61をマークしていたが、最終日も5バーディー2ボギーでスコアを3つ伸ばし、2位のウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)とパトリック・ロジャース(Patrick Rodgers、米国)に7打差をつけた。

 26歳のマキロイは、アンソニー・キム(Anthony Kim、米国)が保持していた4日間のコース記録を5打上回ると、PGAツアー初優勝を飾った大会で5年ぶりの戴冠を果たし、同大会で初めて2度の優勝を果たしたゴルファーとなった。

 マキロイは、「すべての歯車が自分のために回っているようだ」と話し、今後は欧州ツアーに備えることになる。

 2番でスリーパットをたたいたマキロイだが、フロントナインのパー5で2つのバーディーを奪うと、バックナインでも3つのバーディーを追加。特に12番では、132ヤードのアプローチショットを、ピン側わずか50センチに寄せ、難なくバーディーパットを沈めた。

 17番でボギーをたたいたマキロイだが、それすら影響しないほどに2位以下との差を広げていた。

「コースが、完璧に自分に合う形で設定されていた。距離感やドライバーの感じからしても、大きなアドバンテージになった」

 通算12アンダーの4位タイには、ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland)、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson)、ロバート・ストレブ(Robert Streb)の米国勢がつけており、松山英樹(Hideki Matsuyama)は、通算6アンダーで8選手が並ぶ20位タイに入った。(c)AFP