【5月7日 MODE PRESS】今ブランド創立40周年を迎えた伊ファッションデザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は、かつては自分がデザイナーとして成功するとは夢にも思わなかったと告白した。

 80歳になったジョルジオは、今でこそファッション界の伝説的存在だが、以前は同業界でキャリアを築いていけるのかいつも「不安」にさいなまれていたという。

 「ここまで来れるとは正直思っていませんでした。毎シーズン、試行錯誤の連続でした。本当に成功できるかどうか、自分では分からないものです。でもそういう不安と立ち向かい、努力し続けなければなりません」

 さらにジョルジオは、仕事と私生活をあまり区別していないことも明かした。

「私の人生は、仕事と切っても切れない関係です。仕事を離れた私生活というものが、私にはあまりないのです」「何か大きな問題を突きつけられた時、私は靴を買います」「会社、それはすなわち私の帝国であり、私の場所を取りあげることは誰にもできないのです」

 またモデルを起用する際、特に気にする点はなにかという問いに、「自然」な容姿の女性が好ましく、若作りや体形改善のための美容整形はしていない方が良いと語った。

「どうしても除去しなければならない問題がない限り、(美容整形は)愚かなことです。小さな胸は大きくする必要はありません。自然な外見の女性の方に惹かれます。女性は年を重ねる勇気を持つべきなのであって、実年齢より若く見せようと必死になるべきではありません。時間が経てば経つほど女性の体は良くなっていきます。女性が働き、出産すれば強くなれます、個性を持つことができます。ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)を見れば分かります」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS