【5月6日 AFP】ドイツ警察は6日、イスラム教徒や難民施設を攻撃するために爆発物を入手した「極右テロ組織」に属するとされる男女4人を逮捕した。連邦検察当局が発表した。

 連邦検察当局は声明で、家宅捜索によって高い爆発力を持つ爆薬などの証拠品を押収したと発表。「容疑者らが攻撃の日時や標的をどこまで定めていたかについて、これから捜査を進める」と述べた。

 逮捕されたのは、56歳、47歳、39歳の男3人と、22歳の女1人。いずれもドイツ市民で、昨年11月に「保守派協会(Oldschool Society)」と呼ばれる「極右テロ組織」を創設した疑いがもたれている。56歳と39歳の男は同組織の「会長」と「副会長」を務めていたとされる。

 同組織にはさらに多くの人々が所属しており、目的は「ドイツ国内の著名サラフィスト、モスク(イスラム礼拝所)、亡命希望者の宿泊施設に対するより小規模なグループによる攻撃の実行」だったとされる。(c)AFP